与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より

乳ぶさおさへ神秘のとばりそとけりぬここなる花の紅(くれなゐ)ぞ濃き


<私が考えた歌の意味>
乳房をおさえて、まとった布をそっと蹴ります。
布の下は、神秘のからだ。
ここにいまいる私は花。
花は紅に濃くもえる。