万葉集のかたわらにキーボード

記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

カテゴリ: 好きな短歌 

万葉集 巻二 114 115 116114 但馬皇女(たじまのひめみこ)が高市皇子(たけちのみこ)の宮にいた時に、穂積皇子(ほずみのみこ)を思ってお作りになった歌一首秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛くありともあきのたの ほむきのよれる かたより…
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万葉集 巻二 103 104 103 天皇が藤原夫人に与えられた御歌一首わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくはのちわがさとに おおゆきふれり おおはらの ふりにしさとに ふらまくはのち104 藤原夫人が答え奉った歌一首 わが岡の 龗に言ひて 降らしめ…
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万葉集 巻一 74み吉野の 山のあらしの 寒けくに はたや今夜も 我がひとり寝むみよしのの やまのあらしの さむけくに はたやこよいも あがひとりねん<私の想像を加えた歌の意味>吉野の山の嵐は寒い。故郷の家が恋しい。妻が恋しい。妻と一緒に寝る夜が恋しい。 …
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万葉集 巻一 58 高市連黒人いづくにか 船泊てすらむ 阿礼の崎 漕ぎたみ行きし 棚なし小舟いずくにか ふなはてすらん あれのさき こぎたみいきし たななしおぶね<私の想像を加えた歌の意味>小舟が、阿礼の崎を巡っているのが見えていた。阿礼の崎の風景を楽しみ…
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万葉集 巻一 47 柿本人麻呂ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉の 過ぎにし君が 形見とそ来しまくさかる あらのにはあれど もみちばの すぎにしきみが かたみとそこし<私の想像を加えた歌の意味>今、ここは、ただの荒れた野です。時を遡れば、ここで、亡き皇子が狩り…
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万葉集 巻一 42 柿本人麻呂伊勢国に幸したまひし時に、京に留まりし柿本朝臣人麻呂の作りし歌潮さゐに 伊良麌の島辺 漕ぐ船に 妹乗るらむか 荒き島廻をしおさいに いらごのしまへ こぐふねに いものるらんか あらきしまみを<私の想像を加えた歌の意味>船は、今…
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万葉集 巻一 32 高市古人(高市連黒人)古の 人に我あれや 楽浪の 古き京を 見れば悲しきいにしえの ひとにわれあれや ささなみの ふるきみやこを みればかなしき <私の想像を加えた歌の意味>我は、いにしえの人なのか。今のこの景色を眺めると、無性に悲しく…
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万葉集 巻一 8 額田王熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎいでなにきたつに ふなのりせんと つきまてば しおもかないぬ いまはこぎいでな<私の想像を加えた歌の意味>船旅の準備をしつつ、月の出を待っていました。出航の支度も整い、潮の具合…
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万葉集 巻一 7 額田王 未だ詳らかならず秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 宇治のみやこの 仮廬し思ほゆあきののの みくさかりふき やどれりし うじのみやこの かりいおしおもおゆ<私の想像を加えた歌の意味>季節は秋、宇治のかりみやで旅の一夜を過ごしました。…
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