万葉集のかたわらにキーボード

万葉集を中心に、古典から近代まで和歌、短歌を気の向くままに読んでいます。記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

カテゴリ: 万葉集巻四

黒髪に 白髪交じり 老ゆるまで かゝ恋には いまだあはなくにくろかみに しらかみまじり おゆるまで かかるこいには いまだあわなくに艶めいていた私の黒髪も白髪が交じるようになりました。年を取ったことをつくづく感じます。そんな年齢になってこんなにもあなたに…
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事もなく 生きましもの を老いなみに かかる恋にも 我はあへるかもこともなく いきましものを おいなみに かかるこいにも われはあえるかもこれまでは平凡で無難に生きてきました。それが、いろいろと経験を積み、それなりの年齢になった今、こんなにも激しい恋心を…
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この世には 人言繁し 来む世にも 逢はむわが背子 今ならずともこのよには ひとごとしげし こんよにも あわんわがせこ いまならずとも  この世であなたと私がいっしょになるには世間の口がうるさすぎます。互いの事情をかなぐり捨てて、別の世界で暮らしましょう。今…
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わが背子に または逢はじかと 思へばか 今朝の別れの すべなかりつる  わがせこに またはあわじかと おもえばか けさのわかれの すべなかりつる今お別れをすると、もう二度と逢えないような気がします。だからなのでしょうか、今朝のあなたを見送るとき、優しい言葉…
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