万葉集のかたわらにキーボード

万葉集を中心に、古典から近代まで和歌、短歌を気の向くままに読んでいます。記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

カテゴリ: 万葉集巻二

万葉集 巻二 123 124 125 三方沙弥(みかたのさみ)が園臣生羽(そののおみいくは)の娘を娶って、まだそれほど月日を経ないのに、病気で臥せって作った歌三首123 三方沙弥(みかたのさみ)たけばぬれ たかねば長き 妹が髪 このころ見ぬに 掻き入れつらむかたけば…
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万葉集 巻二 119 120 121 122 弓削皇子(ゆげのみこ)が紀皇女(きのひめみこ)を思って作った御歌四首119吉野川 行く瀬の早み しましくも 淀むことなく ありこせぬかもよしのがわ ゆくせをはやみ しましくも よどむことなく ありこせぬかも120我妹子に 恋つ…
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万葉集 巻二 117 118117 舎人皇子の御歌一首ますらをや 片恋せむと 嘆けども 醜のますらを なほ恋ひにけりますらおや かたこいせんと なげけども しこのますらお なおこいにけり118 舎人娘子(とねりのおとめ)が和し奉った歌一首嘆きつつ ますらをのこの 恋…
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万葉集 巻二 114 115 116114 但馬皇女(たじまのひめみこ)が高市皇子(たけちのみこ)の宮にいた時に、穂積皇子(ほずみのみこ)を思ってお作りになった歌一首秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛くありともあきのたの ほむきのよれる かたより…
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万葉集 巻二 111 112 113111 (持統天皇が)吉野宮に行幸なさった時に、弓削皇子が額田王に贈り与えた歌一首古に 恋ふる鳥かも ゆづるはの 御井の上より 鳴き渡り行くいにしえに こうるとりかも ゆずるはの みいのうえより なきわたりゆく112 額田王の答え奉っ…
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万葉集 巻二 110 日並皇子尊が石川郎女(大名児)に贈り与えられた御歌一首大名児を 彼方野辺に 刈る草の 束の間も われ忘れめやおおなこを おちかたのへに かるくさの つかのあいだも われわすれめや<私が考えた歌の意味>野で刈る草の一束はほんのわずかだ。そ…
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万葉集 巻二 107 108 109 107 大津皇子が石川郎女に贈った御歌一首あしひきの 山のしづくに 妹待つと われ立ち濡れし 山のしづくにあしひきの やまのしずくに いもまつと われたちぬれし やまのしずくに108 石川郎女が唱和し奉った歌一首我を待つと 君が濡れ…
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万葉集 巻二 165 166 大津皇子の遺体を葛城の二上山に移葬した時に、大伯皇女が悲しんで作られた歌二首165うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見むうつそみの ひとなるわれや あすよりは ふたがみやまを いろせとわがみん166磯の上に 生ふるあ…
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万葉集 巻二 163 164 大津皇子(おおつのみこ)が亡くなった後に、大伯皇女(おおくのひめみこ)が伊勢の斎宮から上京した時に作られた歌二首163神風の 伊勢の国にも あらましを なにしか来けむ 君もあらなくにかんかぜの いせのくににも あらましを なにしかきけ…
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万葉集 巻二 105 106 大津皇子が、ひそかに伊勢神宮に下って、都に帰った時に、大伯皇女が作られた歌二首 105わが背子を 大和へ遣ると さ夜ふけて 暁露に 我が立ち濡れしわがせこを やまとへやると さよふけて あかときつゆに わがたちぬれし106二人行けど 行…
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万葉集 巻二 103 104 103 天皇が藤原夫人に与えられた御歌一首わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくはのちわがさとに おおゆきふれり おおはらの ふりにしさとに ふらまくはのち104 藤原夫人が答え奉った歌一首 わが岡の 龗に言ひて 降らしめ…
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万葉集 巻二 101 102101 大伴宿祢が巨勢郎女に求婚した時の歌一首玉葛 実成らぬ木には ちはやぶる 神そつくといふ ならぬ木ごとに たまかずら みならぬきには ちはやぶる かみそつくという ならぬきごとに102 巨勢郎女が返歌として贈った歌一首玉葛 花のみ咲…
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万葉集 巻二 96 97 98 99 100 久米禅師が石川郎女に求婚した時の歌五首96 禅師 みこも刈る 信濃の真弓 わが引かば うま人さびて 否と言はむかもみこもかる しなぬのまゆみ わがひかば うまひとさびて いなといわんかも97 郎女みこも刈る 信濃の真弓 引か…
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万葉集 巻二 95 内大臣藤原卿(鎌足)が采女の安見児を娶った時に作った歌一首われはもや 安見児得たり 皆人の 得がてにすといふ 安見児得たりわれはもや やすみこえたり みなひとの えがてにすという やすみこえたり<私が考えた歌の意味>私は安見児を妻として…
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万葉集 巻二 93 内大臣藤原卿(鎌足)が鏡王女に求婚した時、鏡王女が内大臣に贈った歌一首玉くしげ 覆ふをやすみ 明けていなば 君が名はあれど わが名し惜しもたまくしげ おおうをやすみ あけていなば きみがなはあれど わがなしおしも94 内大臣藤原卿が鏡王女に…
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万葉集 巻二 91 天皇が鏡王女(かがみおおきみ)に与えられた御歌一首妹が家も 継ぎて見ましを 大和なる 大島の嶺に 家もあらましをいもがいえも つぎてみましを やまとなる おおしまのねに いえもあらましを92 鏡王女(かがみおおきみ)がそれに答えた御歌一首…
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万葉集 巻二 90君が行き 日長くなりぬ やまたづの 迎へを行かむ 待つには待たじきみがゆき けながくなりぬ やまたずの むかえをゆかん まつにはまたじ<私が考えた歌の意味>あなたが行ってしまってから長い日にちが経ちました。迎えに行こうと思います。このまま…
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