石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

いと暗き
穴に心を吸はれゆくごとく思ひて
つかれて眠る

<口語訳>
非常に暗い
穴に心を吸われるような思いがして
疲れて眠ってしまう

<意訳>
身も心も重く疲れた。
どこまでも暗い穴に心が吸い込まれていく。
暗く深く落下しながら今日も疲れて眠る。