山家集 5 6984

門ごとに 立つる小松に かざられて 宿てふ宿に 春はきにけり


家々に松が飾られている。
町中の家々が春を迎えている。


 現代とは暦が違う。旧暦を考えながら味わう必要がある。「小松」は門松のようなものとの解説もあるが、よくは分からない。ただ、家並が続き、その家ごとに新春を迎える飾りがある風景は想像できる。
 昭和時代にはプラスチック製であっても正月飾りが多くの家々に飾られていた。私が子どもの頃は、銀行やデパートには立派な門松も飾られていた。年賀状や雑煮もそのうちに過去のものになりそうだ。