与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より

とや心朝の小琴(をごと)の四つの緒のひとつを永久(とは)に神きりすてし

<私が考えた歌の意味>
琴の四本の弦の一本が切られました。
もう張り直すことができないように切れました。
それが、神の今朝のお心なのです。

<私の想像を加えた歌の意味>
今朝、あの方の気持ちがわかりました。
同じ所で一夜を過ごしたのに、あの方は来てくれません。
小さな琴の四本の弦の一本が切られてしまいました。
もう、この琴の音色は元には戻りません。
私とあなたの仲も、けっして元には戻りません。
それが、神が決めた私たちの定めなのです。

<感想>
 「とや心」の意味がわからない。「神の心とや」として、意味を考えたが、どうであろうか。
 恋が実らなかったのか、仲がもどらなかったのかもわからないが、そろっていたものを切り捨てられたというところから、仲はもどらなかったととらえた。