与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より

鶯は君が夢よともどきながら緑のとばりそとかかげ見る

<私が考えた歌の意味>
鶯の鳴き声がしたなんて、あなたの夢の中のことでしょう。
なんだかわからない夜中の物音なのだと思いながら、緑のとばりをそっとあげて、外を覗いてみます。

<私の想像を加えた歌の意味>
「鶯の鳴き声がしたよ」あなたが言います。
「この夜なかに鶯が鳴くなんて、それはあなたの夢でしょう。」私が答えます。
夜中の物音がそう聞こえたと思いながら、でも、緑のとばりをそっと開けて外を見ます。
人に知られてはならない二人の夜の出来事。