石川啄木『一握の砂』「煙」 より

千代治等(ら)も長(ちやう)じて恋し
子を挙げぬ
わが旅にしてなせしごとくに


<私が考えた意味>
幼馴染の千代治たちのことが、大人になった今、懐かしい。

千代治も嫁さんをもらって、子をつくったという。
私が、村から都会へ出て、旅人のように暮らしながら結婚し子どもができたように。

※「わが旅にしてなせしごとくに」の意味がわからない。故郷を出てからの暮らしを「旅」と表現しているのであれば、上のような意味になると思う。