石川啄木『一握の砂』「煙」 より

石をもて追はるるごとく
ふるさとを出しかなしみ
消ゆる時なし


<私が考えた歌の意味>
石を投げつけられて追い出されたように故郷を出て来た。
その悲しみは消えることがない。

<私の想像を加えた歌の意味>
ふるさとを出たときのことを思い出す。
何者かに石を投げられて、追われているようだった。
出て行けと、ふるさとから追い出されたようだった。
出て行けという人は、ふるさとにはいなかったのに。
あの時の心情を思い出す。
あのやりきれないかなしみが、これから先も一生消えることはない。