万葉集 巻三 247 石川大夫(いしかわのだいぶ)が唱和した歌一首

沖つ波 辺波立つとも 我が背子が み船の泊まり 波立ためやも
おきつなみ へなみたつとも わがせこが みふねのとまり なみたためやも

<私の想像を加えた歌の意味>
沖の方には波が立っているようです。
岸辺にも波が立っています。
でも、御心配はいりません。
あなたのお船の進む航路にも、到着する港にも波の立つことはありません。
あなたの船旅の無事を信じています。