与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より

美しき命を惜しと神のいひぬ願ひのそれは果たしてし今

<私が考えた歌の意味>
美しい命が惜しいと神がいった。
願いが叶った今。
命と引きかえにかなえてほしいと頼んだ願いが叶った今なのに。

<私の想像を加えた歌の意味>
命はいらない、命のかわりに願いを叶えて、と祈りました。
その願いが叶いました。
その願いが叶ったのに、生きています。
神は、私の命を奪うには惜しいといいました。
神は、私の命よりも大切な願いを叶え、その上、私の命を奪わずに美しいといいました。