万葉集 巻三 241 或る本の反歌一首

大君は 神にしいませば 真木の立つ 荒山中に 海をなすかも
おおきみは かみにしいませば まきのたつ あらやまなかに うみをなすかも

<私の想像を加えた歌の意味>
皇子様が、大木の生い茂っている山の中に、海のように大きな池を作られた。
我が皇子様は、山の中に海を作ることさえできる。
我が皇子様は、神と同じ力をもっておられるから、こんなことができるのだ。