万葉集 巻二 227 或る本の歌に言う

天ざかる 鄙の荒野に 君を置きて 思ひつつあれば 生けるともなし
あまざかる ひなのあらのに きみをおきて おもいつつあれば いけるともなし

<私が考えた歌の意味>
遠く離れた荒野で亡くなったあなたを、そのままにしておくしかありません。
あなたが永遠の眠りについている所へ行くこともできずに、あなたのことを偲んでいると、生きている気もしません。

<私の想像を加えた歌の意味>
あなたを弔いに、あなたが亡くなった場所に行くこともできません。
あなたは、遠く離れたいなかの荒野で、手厚く葬られることもなく眠っています。
あなたが眠っている場所から遠く離れた都で、あなたのことを思い出しています。
あなたが息絶えた所へ行くこともできずにいると、私は生きていることが辛くなります。