石川啄木『一握の砂』「煙」 より

おどけたる手つき可笑(をかし)と
我のみはいつも笑ひき
博学の師を

<私が考えた歌の意味>
なんとなくこっけいな手つきで、授業をする先生がいた。
他の生徒は笑わなかったが、私だけは、その先生の手つきを笑っていた。
その先生が博学だということを、私も知っていたが、可笑しいものは可笑しいから。