石川啄木『一握の砂』「煙」 より

盛岡の中学校の
バルコンの
欄干(てすり)に最一度(もいちど)われを倚(よ)らしめ

<私が考えた歌の意味>
盛岡中学校のバルコニーを思い出す。
あの手すりにもう一度よりかかって、周りを眺めてみたい。
かなうものなら、私をあの場所にもどしてください。

<歌の感想>
 学生時代の情景を描いていながら、その頃の自己を取り戻したいという啄木の思いが伝わってくる。