万葉集 巻二 199 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌
※長歌全体を四段に区切って考えた。区切り方は、新日本古典文学大系 萬葉集 岩波書店によった。
※第一段
かけまくも ゆゆしきかも 言はまくも あやに恐き
かけまくも ゆゆしきかも いわまくも あやにかしこき

明日香の 真神の原に ひさかたの 天つ御門を
あすかの まかみのはらに ひさかたの あまつみかどを

恐くも 定めたまひて 神さぶと 岩隠ります
かしこくも さだめたまいて かんさぶと いわかくります

<私の想像を加えた歌の意味>※第一段
高市皇子の父であられる天武天皇は、明日香の真神の原に、宮殿をお造りになり、お亡くなりになられた。