石川啄木『一握の砂』「煙」 より

晴れし空仰げばいつも
口笛を吹きたくなりて
吹きて遊びき

<私が考えた歌の意味>
晴れた空を見上げると、いつも口笛を吹きたくなる。
口笛を吹きたくなると、どこでも口笛を吹いて遊んだものだ。

<歌の感想>
 晴れた空を仰ぎ見ると口笛を吹きたくなるという気持ちは、多くの人が持つだろう。でも、それが教室の中や、町の中を歩いている時や、友達や家族と一緒にいる時などであれば、いきなり口笛を吹くことはしないだろう。だが、周りに人がいても、野原でなくても、気持ちのいい空さえあれば、啄木は口笛を吹いてしまう少年だったのであろう。
 周囲に気兼ねすることなく、自己の気持ちのままに行動した少年時代の作者を想像できる。