万葉集 巻二 190 日並皇子尊(草壁皇子)の宮の舎人たちが泣き悲しんで作った歌二十三首(171~193の内から)
真木柱 太き心は あり鹿戸 この我が心 鎮めかねつも
まきばしら ふときこころは ありしかど このあがこころ しずめかねつも

<私が考えた歌の意味>
何があっても動じない気持ちを持っていた。
しかし、今は、自分の心の動揺を抑えることができない。

<私の想像を加えた歌の意味>
私が仕えている皇子様が天皇になり、この国をお治めになるものと確信していました。
皇子様が思いがけなくもお亡くなりになった今は、悲しみで心を鎮めることができません。
この国はどなたがお治めになり、私はどなたにお仕えするべきなのでしょうか、心は揺れ動きます。

<歌の感想>
 歌の背景と訳を参考にして、作者の思いを想像すると、政治的な意思を強く感じる。私の受け取り方が間違っているのかもしれないが、頼りとする皇子(権力者)を失った舎人(官吏)の悲哀を感じる。