石川啄木『一握の砂』「煙」 より

ほとばしるポンプの水の
心地よさよ
しばしは若きこころもて見る

※原文では、「ポンプ」は漢字表記。

<私が考えた歌の意味>
ポンプが勢いよく水を吐き出している。
ほとばしる水の勢いを見て、その音を聞くと、気持ちがいい。
しばらくの間、ポンプのほとばしる水を、若い頃に戻った気持ちで見ていた。

<歌の感想>
 短歌で、近代的な事物を描き出しているのは啄木の特徴と言えるのではないか。この作を読み、次の作と共通する感覚を感じた。
ダイナモの
重き唸(うなり)のここちよさよ
あはれこのごとく物を言はまし
記事 ダイナモの重き唸りの