石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

誰(た)そ我に
ピストルにても撃(う)てよかし
伊藤のごとく死にて見せなむ

<私が考えた歌の意味>
誰か、私をピストルで撃てばよい。
そうしたら、伊藤首相のように潔く死んでみせよう。

<歌の感想>
 潔く死んで見せよう、と作者が感じているかどうかはよく分からない。或いは、あっけなく死んでみせよう、という気持ちなのかもしれない。