石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

秋の風
今日よりは彼(か)のふやけたる男に
口は利(き)かじと思ふ

<私が考えた歌の意味>
今日からは、あのふやけた考えの男に、もう口を利かないと決めた。
秋風の吹く今日からは。