万葉集 巻二 145 山上臣憶良が後から唱和した歌一首

翼なす あり通ひつつ 見らめども 人こそ知らね 松は知るらむ
つばさなす ありがよいつつ みらめども ひとこそしらね まつはしるらんか

<私が考えた歌の意味>
亡くなったあのお方の魂は鳥のように空を行き来して、岩代の松をまた見ていることでしょう。
あのお方の魂が再び松の枝を見に来ていることに人は気づかないのですが、松はそれを知っているでしょう。