石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

事もなく
且つこころよく肥えてゆく
わがこのごろの物足らぬかな

<私が考えた歌の意味>
何事もなく、平穏な日が続いている。
平穏なだけでなく、体の調子もよく、気持ちも穏やかで肥えてきた。
このような日々に物足りなささえ感じる。

<歌の感想>
 平穏で健康な日々だけからは、啄木の短歌は生まれないのであろう。この短歌に表れている心境が、深い悲しみや怒りを表現できることの裏側にあるのだろうか。