石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

あまりある才を抱きて
妻のため
おもひわづらふ友をかなしむ

<私の想像を加えた歌の意味>
豊かな才能を持っているのに、世の中に認められない友がいる。
せっかくの才能を生かせず、生活のため、妻を養うためにいつも苦労している。
金のために悩んでいる友を見ると、つくづく悲しくなってしまう。