万葉集 巻一 81

山辺の 御井を見がてり 神風の 伊勢娘子ども 相見つるかも
やまのへの みいをみがてり かんかぜの いせおとめども あいみつるかも

<私が考えた歌の意味>
山辺の御井を見物に来た。
その見物の途中で、伊勢の娘たちとの出逢いがあった。

<私の想像を加えた歌の意味>
山辺の御井を見ることが目的であった。
御井もよかったけれど、それよりも旅の途中での出逢いの方がおもしろかった。
伊勢の乙女たちと出逢ったのだ。
伊勢の娘たちは、皆素朴で美しい。

<歌の感想>
 旅の経験を表現したと受け取ると、「伊勢娘子ども」とどんなことがあったのかと想像してしまう。だが、そうではないであろう。「御井」という地を取り上げ、「伊勢」の娘たちを、広く指していると感じる。