万葉集 巻一 80

あをによし 奈良の宮には 万代に われも通はむ 忘ると思ふな
あおによし ならのみやには よろずよに われもかよわん わするとおもうな

<私が考えた歌の意味>
奈良の宮殿はいつの世までも栄えることでしょう。
私もいつまでも通い続けます。
奈良を忘れたとは思わないでください。

<私の想像を加えた歌の意味>
奈良の新しい都はいつまでも栄え続けるに違いありません。
私もこれから先いつまでも、奈良に来たいと思うことでしょう。
以前の都にいても、新しい都の素晴らしさを忘れることなどありません。

<歌の感想>
 79の長歌もそうだが、語句に忠実に歌意をとらえると、言い訳がましい歌になる。根拠はないが、奈良に住むことはできないが、何度でも通いたいほど素晴らしい所だと新都を褒めていると感じる。