石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より
路端(みちばた)の切石(きりいし)の上に
腕拱(く)みて
空を見上ぐる男ありたり
<私が考えた歌の意味>
道端の切石の上に立って、腕組みをして、空を見上げている男がいる。
<私の想像を加えた歌の意味>
男が立っている。
空を見上げている。
腕を組んで、空を見上げている。
道の脇にある石の上に立っていたのだ。
ごつごつして、さきの尖った石の上に。
<歌の感想>
どこがよいとはいえないが、よい歌だ。作者にとっては、なんのつながりもない男だと思う。
男は、きっと肉体労働をしている逞しい人だと想像した。この男が何か大きな夢を抱いているなどという感じはない。思想や夢を持つような男ではないが、大地にしっかりと立っているという迫力がある。啄木は、それを感じ取っている。
路端(みちばた)の切石(きりいし)の上に
腕拱(く)みて
空を見上ぐる男ありたり
<私が考えた歌の意味>
道端の切石の上に立って、腕組みをして、空を見上げている男がいる。
<私の想像を加えた歌の意味>
男が立っている。
空を見上げている。
腕を組んで、空を見上げている。
道の脇にある石の上に立っていたのだ。
ごつごつして、さきの尖った石の上に。
<歌の感想>
どこがよいとはいえないが、よい歌だ。作者にとっては、なんのつながりもない男だと思う。
男は、きっと肉体労働をしている逞しい人だと想像した。この男が何か大きな夢を抱いているなどという感じはない。思想や夢を持つような男ではないが、大地にしっかりと立っているという迫力がある。啄木は、それを感じ取っている。