万葉集 巻一 55
あさもよし 紀人ともしも 真土山 行き来と見らむ 紀人ともしも
あさもよし きひとともしも まつちやま いきくとみらん きひとともしも
<私が考えた歌の意味>
紀の国人は、大和へ行くときに真土山を眺め、また帰りにも真土山を眺めます。
大和への旅にあって、二度もあの立派な真土山を見ることができるなんて、羨ましいかぎりです。
<歌の感想>
二句と結句が繰り返される形式と、音が当時の人にはおもしろかったのであろう。
紀の国の人だけでなく、大和の人が同じ旅路を通っても同様のことだと思われるが、真土山の位置が、紀の国の旅人にとっては、出発と帰着を感じさせるものだったと想像した。また、紀の国を称賛する意味合いもあったのであろう。
あさもよし 紀人ともしも 真土山 行き来と見らむ 紀人ともしも
あさもよし きひとともしも まつちやま いきくとみらん きひとともしも
<私が考えた歌の意味>
紀の国人は、大和へ行くときに真土山を眺め、また帰りにも真土山を眺めます。
大和への旅にあって、二度もあの立派な真土山を見ることができるなんて、羨ましいかぎりです。
<歌の感想>
二句と結句が繰り返される形式と、音が当時の人にはおもしろかったのであろう。
紀の国の人だけでなく、大和の人が同じ旅路を通っても同様のことだと思われるが、真土山の位置が、紀の国の旅人にとっては、出発と帰着を感じさせるものだったと想像した。また、紀の国を称賛する意味合いもあったのであろう。