石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

かの船の
かの航海の船客(せんかく)の一人にてありき
死にかねたるは

<私が考えた歌の意味>
かの船から降り立った。
かの航海の乗客の一人となっただけだった。
かの船に乗り込む時には、船から身を投げようという気持ちもあった。
死ねはしなかった。

<歌の感想>
 この作品の意味がよくわからない。一応、上のようにとらえたが、どうであろうか。