石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

親と子と
はなればなれの心もて静かに対(むか)ふ
気まづきや何(な)ぞ

<私が考えた歌の意味>
親と子が向かい合って座っている。
特別に話があるわけでもないので、会話は途切れる。
親子だが、それぞれに思っていることは違っている。
一緒にいればいるほど気まずくなってくる。
親子なのに、この気まずさは何だろう。