与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より

海棠(かいだう)にえうなくときし紅すてて夕雨(ゆふさめ)みやる瞳よたゆき

<私が考えた歌の意味>
あなたに逢えるという当てもないのに化粧をしようと思ったけど、やっぱりやめました。
その化粧の紅を、海棠の花の下に捨てました。
海棠の花と捨てた紅を、夕方の雨が濡らします。
何をするでもなく、その
夕雨を見ています。