万葉集 巻一 34

白波の 浜松が枝の 手向くさ 幾代までにか 年の経ぬらむ
しらなみの はままつがえの たむけくさ いくよまでにか としのへぬらん

<私が考えた歌の意味>
浜辺の松の木の枝にお供えがされている。
この場所に、お供えをすることは長い年月続いてきたのであろう。

<私の想像を加えた歌の意味>
浜松の松の枝には、旅の無事を祈って、布がたくさん結ばれています。
ここで、手向けの布を結ぶことはずいぶんと昔からされていたのでしょう。
あのお方も、ここを通ったときには、この松の枝に手向けの布を結んだことでしょう。

<歌の感想>
 どのような手向けがされたのかはわからない。旅の無事を祈るようなことが、この場所でされたのであろう。そのような祈りの風習が長い年月続き今もなされていることに、作者は感慨を深めたと感じる。