万葉集 巻一 19

総麻かたの 林の前の さ野榛の 衣に付くなす 目につくわが背
へそかたの はやしのさきの さのはりの きぬにつくなす めにつくわがせ

<私の想像を加えた歌の意味>
はりが着物をよく染めるように、あなたの姿が目に染みつきます。
ここは、へそかたの林です。
ここには、はりの木がたくさん茂っています。
このはりが衣を染めるように、あなたの姿が私の心を染めます。