石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より

怒(いか)る時
かならずひとつ鉢を割り
九百九十九(くひゃくくじふく)割りて死なまし

<私が考えた歌の意味>
怒れ。怒れ。
一度怒る度に鉢を一個思い切り割ってやる。
死ぬまでには、九百九十九は割ってやろう。

<歌の感想>
 怒る度に鉢を割るという発想がおもしろい。怒りを肯定し、怒りを後に残さない。九百九十九という回数もなんとなく親しみを感じる。