山家集 上巻 春 31 7011

もえいづる 若菜あさると 聞ゆなり 雉子なく野の 春の明けぼの
もえいずる わかなあさると きこゆなり きぎすなくのの はるのあけぼの


<口語訳>
萌え出たばかりの若菜をあさって雉が野原で鳴いているようだ。
春の曙どきに。

<意訳>
春の曙、雉の鳴き声が野原の方から聞こえてくる。
あの雉は、芽を出したばかりの若菜をついばんでいるだろう。