万葉集のかたわらにキーボード

記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

万葉集 巻二 204 弓削皇子(ゆげのみこ)が亡くなった時に、置始東人(おきそめのあずまと)が作った歌一首 併せて短歌(204 205 206)やすみしし 我が大君 高光る 日の皇子やすみしし わがおおきみ たかひかる ひのみこひさかたの 天の宮に 神ながら 神とい…
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石川啄木『一握の砂』「煙」 より花散ればまづ人さきに白の服着て家出づるわれにてありしか<私が考えた歌の意味>桜の花が散る時期になれば、他の人より先に白い夏の服を着た。他の学生がまだ黒の厚い服の時に、白くて軽い服を着て、得意になって家を出た。学校に通ってい
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石川啄木『一握の砂』「煙」 より学校の図書庫(としょぐら)の裏の秋の草黄なる花さきき今も名知らず<私が考えた歌の意味>学校の図書館の裏の草は秋になると黄色の花をつけていた。図書館の行き帰りに目にしたあの花を今でも思い出す。あの花の名はなんというのだろうか
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より悔いますなおさへし袖に折れし剣(つるぎ)つひの理想(おもひ)の花に棘あらじ<私が考えた歌の意味>押さえた袖には折れた剣が入っていますね。剣が折れたことを後悔しないでください。最終の理想の花には、棘はありません。剣で戦
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より誰ぞ夕(ゆふべ)ひがし生駒(いこま)の山の上のまよひの雲にこの子うらなへ<私が考えた歌の意味>この子の将来を占ってくれる人、誰かいませんか。ひがし生駒の山が暮れていきます。夕空の山の上に、雲が乱れて動いていきます。雲
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万葉集 巻二 203 但馬皇女(たじまのひめみこ)が亡くなった後、穂積皇子(ほづみのみこ)が、雪の降る冬の日、皇女の御墓を遥かに見やって悲しみ、涙を流して作られた歌一首降る雪は あはにな降りそ 吉隠の 猪養の岡の 寒からまくにふるゆきは あわになふりそ よな
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万葉集 巻二 202 ある書の反歌一首泣沢の 神社に御酒据ゑ 祈れども 我が大君は 高日知らしぬなきさわの もりにみわすえ いのれども わがおおきみは たかひしらしぬ<私が考えた歌の意味>泣沢の神社にお酒を供えて、御病気が治るようにお祈りいたしました。祈りは
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万葉集 巻二 201 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌(199~201)埴安の 池の堤の 隠り沼の 行くへを知らに 舎人は惑ふはにやすの いけのつつみの こもりぬの いくえをしらに と
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万葉集 巻二 200 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌(199~201)ひさかたの 天知らしぬる 君故に 日月も知らず 恋い渡るかもひさかたの あめしらしぬる きみゆえに ひつきもしら
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万葉集 巻二 199 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌※長歌全体を四段に区切って考えた。区切り方は、新日本古典文学大系 萬葉集 岩波書店によった。※第四段然れども 我が大君の 万
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万葉集 巻二 199 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌※長歌全体を四段に区切って考えた。区切り方は、新日本古典文学大系 萬葉集 岩波書店によった。※第三段木綿花の 栄ゆる時に 我
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万葉集 巻二 199 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌※長歌全体を四段に区切って考えた。区切り方は、新日本古典文学大系 萬葉集 岩波書店によった。※第二段やすみしし 我が大君の 
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万葉集 巻二 199 高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の城上(きのえ)の殯宮(ひんきゅう)の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌※長歌全体を四段に区切って考えた。区切り方は、新日本古典文学大系 萬葉集 岩波書店によった。※第一段かけまくも ゆゆしきかも
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石川啄木『一握の砂』「煙」 よりその後(のち)に我を棄てし友もあのころは共に書(ふみ)読み共にあそびき<私が考えた歌の意味>後年、私との関係を絶ってしまった友人だった。だが、あのころは共に本を読み、語り合った。共に、あそびもした。今思い出すと懐かしい気が
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石川啄木『一握の砂』「煙」 より城址(しろあと)の石に腰掛け禁制の木(こ)の実(み)をひとり味ひしこと<私が考えた歌の意味>採るのを禁止されている木の実を採ってやった。それを、城址の大きな石に腰かけて、ゆっくりと一人で味わった。故郷のよき思い出だ。<歌の
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石川啄木『一握の砂』「煙」 よりわれと共に小鳥に石を投げてあそぶ後尾大尉の子もありしかな<私の想像を加えた歌の意味>いろいろな友達と遊ぶことはなかった。一人で遊んでいる方が多かった。小鳥に向かって一人で石を投げて遊んでいた。そんな遊びに付き合ってくれる子
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より水に餓ゑて森をさまよふ子羊のそのまなざしに似たらずや君<私が考えた歌の意味>水に餓えて、森をさ迷っている子羊のそのまなざしに似ているのです。あなたを見る私のまなざしが。<歌の感想> 『みだれ髪』の短歌は、作者から「君
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