万葉集のかたわらにキーボード

記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

石川啄木『一握の砂』「煙」 より城址(しろあと)の石に腰掛け禁制の木(こ)の実(み)をひとり味ひしこと<私が考えた歌の意味>採るのを禁止されている木の実を採ってやった。それを、城址の大きな石に腰かけて、ゆっくりと一人で味わった。故郷のよき思い出だ。<歌の…
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石川啄木『一握の砂』「煙」 よりわれと共に小鳥に石を投げてあそぶ後尾大尉の子もありしかな<私の想像を加えた歌の意味>いろいろな友達と遊ぶことはなかった。一人で遊んでいる方が多かった。小鳥に向かって一人で石を投げて遊んでいた。そんな遊びに付き合ってくれる子
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より水に餓ゑて森をさまよふ子羊のそのまなざしに似たらずや君<私が考えた歌の意味>水に餓えて、森をさ迷っている子羊のそのまなざしに似ているのです。あなたを見る私のまなざしが。<歌の感想> 『みだれ髪』の短歌は、作者から「君
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より春の夜の闇(やみ)の中くるあまき風しばしかの子が髪に吹かざれ<私が考えた歌の意味>春の夜、あまい香りの風が吹いてくる。あの娘の髪にあまい香りを漂わせないで。あの娘には、春の夜の闇はまだ早いので。<歌の感想> チョコレ
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より旅のやど水に端居(はしゐ)の僧の君いみじと泣きぬ夏の夜の月<私の想像を加えた歌の意味>旅の宿、僧のあなたは、川面の見える縁側に座っておいでになる。せっかく、二人で旅に出たのに、僧のあなたは私を見ようともなさらない。私
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 よりくれなゐの薔薇(ばら)のかさねの唇に霊の香のなき歌のせますな<私が考えた歌の意味>唇は、紅の薔薇の花びらの重なり。この唇に、魂の香りのない歌を詠ませることはさせない。<私の想像を加えた歌の意味>紅の薔薇の花びらを重ね
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 よりみだれごこちまどひごこちぞ頻(しきり)なる百合ふむ神に乳(ちゝ)おほひあへず<私が考えた歌の意味>心は、乱れに乱れ、迷いに迷う。恋心なぞに惑うことのないあなた。あなたの前では乳房を覆うこともしません。<歌の感想> 作
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 よりゆあみする泉の底の小百合花(さゆりばな)二十(はたち)の夏をうつくしと見ぬ<私が考えた歌の意味>湯船に身を横たえます。湯に入った体は、泉の底に咲く小百合の花です。二十の夏を迎えた体は、美しいのです。<歌の感想> 裸体
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より春雨にゆふべの宮をまよひ出でし子羊君(きみ)をのろはしの我<私が考えた歌の意味>春雨の夕べ、子羊のように家を出て来ました。私を迷う子羊にしてしまうあなたのことが憎らしい。<歌の感想> 恋する自己に、陶酔している雰囲気
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 よりさて責むな高きにのぼり君みずや紅(あけ)の涙の永刧(えいごふ)のあと<私が考えた歌の意味>そんなに責めないで、いつまでもいつまでもあなたを思って流した涙のあとを。あなたは、私の恋心など届かないところにいるのでしょうか
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万葉集 巻二 198 明日香皇女の城上(きのえ)の殯宮の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌(196~198)明日香川 明日だに見むと 思へやも 我が大君の 御名忘れせぬあすかがわ あすだにみんと おもえやも わがおおきみの みなわすれせぬ<私の想像を加えた歌
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万葉集 巻二 197 明日香皇女の城上(きのえ)の殯宮の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌(196~198)明日香川 しがらみ渡し 塞かませば 流るる水も のどかにあらましあすかがわ しがらみわたし せかませば ながるるみずも のどかにあらまし<私の想像を加
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万葉集 巻二 196 明日香皇女の城上(きのえ)の殯宮の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌飛ぶ鳥の 明日香の川の 上つ瀬に 石橋渡しとぶとりの あすかのかわの かみつせに いしばしわたし下つ瀬に 打橋渡す 石橋に 生ひなびけるしもつせに うちはしわたす
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より御相(みさう)いとどしたしみやすきなつかしき若葉木立(わかばこだち)の中(なか)の盧舎那仏(るしゃなぶつ)<私が考えた歌の意味>若葉の繁る木々の中に盧舎那仏がお姿を見せている。盧舎那仏のお顔は、たいそう親しみやすく、
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より雨みゆるうき葉しら蓮(はす)絵師の君に傘まゐらする三尺の船<私が考えた歌の意味>雨の池を白蓮の葉が覆っている。小舟で絵師のあなたは、白蓮を描いている。私は、小舟のあなたに傘を差しかけます。<歌の感想> 幻想的な光景だ
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みだれ髪 臙脂紫 以前の記事を改めた髪五尺ときなば水にやはらかき少女(をとめ)ごころは秘めて放たじ<私が考えた歌の意味>豊かな髪が、水に浮き、柔らかく広がります。髪は、といたなら広がりますが、乙女心はそうはいきません。乙女心は、そっと隠しておくことにしま
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万葉集 巻二 170 日並皇子尊の殯宮の時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌一首と短歌 或る本の歌一首(167~170から) 巻二 167 168 169 170島の宮 勾の池の 放ち鳥 人目に恋ひて 池に潜かずしまのみや まがりのいけの はなちどり ひとめにこいて いけにかずかず
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