万葉集のかたわらにキーボード

記事は、原文に忠実な現代語訳や学問的な解釈ではありません。私なりにとらえた歌の意味や、歌から思い浮かぶことを書いています。

石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 よりいのちなき砂のかなしさよさらさらと握れば指のあひだより落つ<私が考えた歌の意味>(1回目 2016/817)砂を握ればさらさらと指の間から落ちていく。生命をもたない砂はかなしい。<私の想像を加えた歌の意味>(1回目 2016/8/…
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万葉集 巻一 72玉藻刈る 沖辺は漕がじ しきたへの 枕のあたり 忘れかねつもたまもかる おきへはこがじ しきたえの まくらのあたり わすれかねつも<私が考えた歌の意味>舟遊びをしないでおこう。妻のことばかり思い出されるので。<私の想像を加えた歌の意味>み
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朝日新聞夕刊2017/2/8 二月の言葉 広坂 早苗水仙は八頭身の少女にて風の日の丘にひとり咲きたり<感想> 春を感じるとはいえ、まだ外の風は寒い。身をすくめながら、ふっと見上げると、見上げた先に水仙の花が見える。あのすっきりと伸びている水仙をどう表そうか、作者
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万葉集 巻一 71大和恋ひ 眠の寝らえぬに 心なく この洲崎廻に 鶴鳴くべしややまとこい いのねらえぬに こころなく このすさきみに たずなくべしや<私が考えた歌の意味>洲崎の辺りから鶴の鳴き声が聞こえる。大和のことが恋しくて眠りにもつけない。私の心も考え
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朝日新聞夕刊2017/2/8 二月の言葉 広坂 早苗氷点下十五度の街に住む息子凍ったのだろうメールも返らず<感想> 息子の勤務地か、学校の所在地が寒い地方なのだろう。海外かもしれない。心配でたまらないというよりも、ちっとも便りを寄こさないことに、少々腹を立ててい
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万葉集 巻一 70大和には 鳴きてか来らむ 呼子鳥 鳥象の中山 呼ぶびそ越ゆなるやまとには なきてかくらん よぶこどり きさのなかやま よびそこゆなる<私が考えた歌の意味>大和の私の妻と子は、呼子鳥が鳴きながら飛んで来たと思うだろう。今は私のいるきさの中山
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朝日新聞夕刊2017/2/8 二月の言葉 広坂 早苗きさらぎの空はどこかが破れいて照りながらふる雪のかそけさ<感想> まさに、昨日今日の空模様だ。ただし、私の住むのは雪国なので、如月の雪はまだかそけしとはいかない。 表現にはないが、過疎地の風景でも山中の気象でも
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万葉集 巻一 69草まくら 旅行く君と 知らませば 岸の羽生に にほはさましをくさまくら たびゆくきみと しらませば きしのはにゅうに におわさましを<私が考えた歌の意味>旅へ行くあなたと知っていたならば、やってあげたいことがありました。それは、住吉の岸の
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与謝野晶子 『みだれ髪』 臙脂紫 より秋の神の御衣(みけし)より曳く白き虹ものおもふ子の額に消えぬ<私が考えた歌の意味>秋の神の衣装が曳いている白い虹。その虹は物思う乙女の額に消えていく。<私の想像を加えた歌の意味>秋を司る神がやって来たようだ。秋の神の
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万葉集 巻一 68大伴の 御津の浜なる 忘れ貝 家なる妹を 忘れて思へやおおともの みつのはまなる わすれがい いえなるいもを わすれておもえや<私が考えた歌の意味>大伴の浜に忘れ貝が落ちている。忘れ貝とは言うが、私が忘れることなどあるだろうか。家に残して
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朝日新聞夕刊2017/1/18 模索の果て 萩原 慎一郎 遅刻せぬよう走るのだ 鬣(たてがみ)をなびかせ走る馬のごとくに<感想> 作者は1984年生まれとあった。こういう年齢の人の感情がこんなに素直に伝わってくることが珍しい。真面目で不器用そうだ。真面目は、今は美徳で
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万葉集 巻一 67旅にして もの戀しきに、家言も 聞こえざりせば 戀ひて死なましたびにして ものこいしきに いえごとも きこえざりせば こいてしなまし口訳萬葉集 折口信夫 より 旅に出て居て、故郷のことが気にかかる時分に、家からのたよりが来た。もしこんな時に
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朝日新聞夕刊2017/2/8 二月の言葉 広坂 早苗屋上に雪の聖岳(ひじり)を見て戻る午後の事務所(オフィス)の小さき業務に<感想> 作者とともにふっと心を緩ませることができた。 近くの数字ばかりを見続けていた目を遠くの雪山にやる。ビルの屋上から望める聖岳は、別
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万葉集 巻一 66大伴の 高師の浜の 松が根を 枕き寝れど 家し偲はゆおおともの たかしのはまの まつがねを まくらきぬれど いえししのわゆ<私が考えた歌の意味>大伴の高師の浜の松の根元で寝ようとしている。ここは風光明媚な所だけれど、思うのは家のことばかり
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石川啄木『一握の砂』「我を愛する歌」 より友よさは乞食(こじき)の卑しさ厭(いと)ふなかれ飢ゑたる時は我も爾(しか)りき<私が考えた歌の意味>友よ、そんなに自分をいやがるな。まるで、乞食のように卑しいなどと思うな。食うに困れば、私だって乞食のようなことを
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万葉集 巻一 65霰打つ 安良礼松原 住吉の 弟日娘と 見れど飽かぬかもあられうつ あられまつばら すみのえの おとひおとめと みれどあかぬかも<私が考えた歌の意味>安良礼松原の景色を、住吉の弟日娘と一緒に見ている。いくら見ていても飽きることがない。<私の
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万葉集 巻一 64葦辺行く 鴨の羽がひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆあしへゆく かものはがいに しもふりて さむきゆうへは やまとしおもおゆ<私が考えた歌の意味>葦の水辺に浮かぶ鴨の羽の合わせ目に霜が降りている。こんな寒い夕べは、大和のことが一段と思
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